8.2. 退職者引き継ぎ機能
退職者引き継ぎ機能は、ユーザーを削除するときに、そのユーザーが持っていたフォルダの所有者権限と個人フォルダを、別のユーザー(引き継ぎ先)へ引き継ぐ機能です。
退職や異動でユーザーを削除すると、そのユーザーだけが所有者になっていたフォルダや議事録は、アクセス権を変更できる人がいなくなります。また、そのユーザーの個人フォルダに保存されていたファイルにも、誰もアクセスできなくなります。これを防ぐため、ibisWorksではユーザーを削除するときに必ず引き継ぎ先を1人指定します。引き継がずにユーザーを削除することはできません。
<ユーザーを組織から外す3つの方法>
ユーザーを外す方法は3つあり、引き継ぎを行うタイミングが異なります。
| 方法 | 操作する画面 | 引き継ぎを行うタイミング | ibisAccountのアカウント |
|---|---|---|---|
| ibisWorksでユーザーを削除 | ibisWorksのユーザー編集画面の「削除」ボタン | 削除の操作の中で引き継ぎ先を選び、その場で引き継ぎます。 | 組織に残ります。ユーザー一覧画面の未契約一覧タブに表示されます。 |
| ibisAccountでアカウントを削除 | ibisAccountのユーザ編集画面の「削除」ボタン | 後から管理者がダッシュボード画面の引き継ぎタスクで引き継ぎます。 | アカウントそのものが削除されます。 |
| ibisAccountでユーザーを除名 | ibisAccountのユーザ編集画面の「除名」ボタン | 後から管理者がダッシュボード画面の引き継ぎタスクで引き継ぎます。 | 組織から外れ、個人のアカウントになり、組織管理下ではなくなります。 |
- ibisWorksでユーザーを削除しても、ibisAccountの組織にはアカウントが残ります。組織から完全に外すときは、続けてibisAccountで除名または削除をしてください。
- ibisAccountでの除名と削除は、ibisWorksでは同じ扱いになります。どちらの場合も引き継ぎタスクが作られます。
- どの順で操作しても引き継ぎはできます。ibisWorksで先に削除すると、その場で引き継ぎまで完了します。
<ibisWorksでユーザーを削除して引き継ぐ>
起動方法: 左メニュー > システム管理者 > ユーザー一覧 > 削除するユーザーの行
権限: ユーザー管理の編集権限が必要です。
- ユーザー一覧画面のユーザー一覧タブで、削除するユーザーの行をクリックします。ユーザー編集画面が開きます。
- 「削除」ボタンをクリックします。
- 「引き継ぎ先選択」画面が開きます。引き継ぎ先のユーザーを1人選び、「削除」ボタンをクリックします。
- 「(氏名)を削除します。よろしいですか?」と確認されるので、「ユーザ削除」ボタンをクリックします。
- ユーザーが削除され、所有者権限と個人フォルダが引き継ぎ先へ移ります。
- 引き継ぎ先に選べるのは、ユーザー一覧タブにいるユーザー(削除するユーザー本人を除く)です。グループは引き継ぎ先に選べません。
- ログインしている自分自身は削除できません。自分自身のユーザー編集画面には「削除」ボタンが表示されません。
- ユーザーを削除すると、組織に付与されるAIクレジットが1人分減ります。そのため、当月のAIクレジットの利用量が削除後の付与量を超えるときは、次のようになります。
- 決済情報を入力していない場合は、「変更によってAIクレジットの追加利用料が発生するため変更できません。決済情報を入力してください。」と表示され、削除できません。「決済情報入力」ボタンから決済情報を入力してください。
- 決済情報を入力している場合は、「月末にAIクレジットの追加課金が発生します。」と確認が表示されます。OKをクリックすると削除に進みます。
<ibisAccountで除名・削除したユーザーを引き継ぐ>
起動方法: 左メニュー > システム管理者 > ダッシュボード > ①タスク
権限: ユーザー管理の編集権限が必要です。引き継ぎタスクは、この権限を持つユーザーのダッシュボード画面にだけ表示されます。
- ibisAccountでユーザーを除名または削除すると、ibisWorksのダッシュボード画面のタスクに「(氏名) ユーザの削除に対する引き継ぎ処理」が追加されます。
- タスクの行をクリックします。
- 「引き継ぎ先選択」画面が開きます。以降は、ibisWorksでユーザーを削除するときの手順3~4と同じです。
- 引き継ぎが終わるとタスクは消え、そのユーザーはユーザー一覧画面からも消えます。
引き継ぎタスクを処理するまでの間、対象のユーザーは次の状態になります。
- ibisWorksにはログインできません。
- ユーザー一覧画面のユーザー一覧タブには残り、ログインロックを表す赤マークが付きます。行をクリックしてもユーザー編集画面は開かず、「アカウントが存在していません。ダッシュボードからTODOタスクを確認してください。」と表示されます。
- フォルダのアクセス権、グループ所属、編集中ロックはそのまま残ります。
- ユーザー数ライセンスのプランの場合は、ibisWorksの課金対象のままです。 利用料の日割り減額は、引き継ぎタスクを処理した日から計算されます。ユーザーを除名・削除したら、速やかに引き継ぎタスクを処理してください。
<引き継ぎの仕様>
削除したユーザー(以下、退職者)のデータとアクセス権は、次のように扱われます。
| 対象 | 削除後の扱い |
|---|---|
| 退職者が所有者のフォルダ(ゴミ箱内のフォルダを含む) | 所有者権限が引き継ぎ先へ移ります。引き継ぎ先がすでに所有者のフォルダは、そのまま変わりません。 |
| 退職者が編集権限を持つ議事録 | 編集権限が引き継ぎ先へ移ります。引き継ぎ先がすでに編集権限を持つ議事録は、そのまま変わりません。 |
| 退職者の個人フォルダ | 引き継ぎ先の個人フォルダの直下へ、フォルダごと移動します。フォルダ名は「メンバーコード 氏名」になります(メンバーコードを使わない組織では「氏名」)。同じ名前のフォルダがあるときは「氏名(2)」のように番号が付きます。 |
| 退職者の読み書き権限・読み取り権限 | 削除されます。引き継ぎ先には引き継がれません。議事録の閲覧権限も同じです。 |
| グループに設定したアクセス権 | 変わりません。退職者はグループから外れるので、グループ経由のアクセス権はなくなります。 |
| 退職者のグループ所属・ピン留め・個人設定 | 削除されます。 |
| 退職者の編集中ロック | 解除されます。 |
| 監査ログ | 削除されずに残ります。 |
- 退職者が読み書き権限・読み取り権限だけを持っていたフォルダや、閲覧権限だけを持っていた議事録に、引き継ぎ先がアクセスする必要があるときは、フォルダの所有者や議事録の編集権限を持つユーザーに、引き継ぎ先のアクセス権を追加してもらってください。
- 削除したユーザーを、ユーザー一覧画面の未契約一覧タブから追加し直すことはできます。ただし、引き継いだ所有者権限と個人フォルダは元に戻りません。追加し直したユーザーには、新しい空の個人フォルダが作られます。
<監査ログ>
監査ログを記録するプランでは、引き継ぎに関する操作が次の操作タイプで記録されます。
| 操作タイプ | 記録されるとき |
|---|---|
| ユーザ削除 | ibisWorksでユーザーを削除したとき。ダッシュボードの引き継ぎタスクから削除したときも記録されます。 |
| TODOタスク追加 | ibisAccountでの除名・削除により、引き継ぎタスクが追加されたとき |
| TODOタスク削除 | 引き継ぎタスクを処理したとき。メッセージに引き継ぎ先が記録されます。 |